「舞台設定がやたら凝ってるSF漫画」がすき
積読チャンネルで「螺旋じかけの海」が紹介されていた。僕はこの漫画が大好きである。
どんなところが好きかと言うと設定が凝っている。しかもSFという、ちょっと日常からかけ離れたところの場面設定が、作者が医師の方であるというバックボーンも手伝って、それっぽい根拠とともに描かれ、実際に強く納得できるものである。
設定が細かいと、登場人物一人ひとりの人柄に設定が反映される。
そうすると登場人物一人ひとりが、自分の価値観を掛け合わせて動く動機になる。
サッカーチームの密着ビデオ(TEAM CAMなんて大好きである)なんかを観て選手や関わる人たちそれぞれの考えや生き方を知るのが大好きな僕は、ついついそういう人たちが集まっていろいろ試行錯誤するところが多分好きなんである。
気づけばそんな漫画ばっかり読んできたので、振り返ってみることとする。
おすすめなどというたいそうなものではなく、本当に好きなものが集まっている。
ダーウィン事変

螺旋じかけの海を持ち出すと、ダーウィン事変とは切り離せなかった。
主人公がチンパンジーと人間の合いの子で、劇中でヒトではなく動物≒モノであるという判決を受けることになる。
螺旋じかけの海でも出た「ある一定のラインを終えたらヒトではなく動物」を出しながら、クライムサスペンス調で話が進行していく。というか台詞回しがほぼ海外ドラマである。
螺旋じかけの海よりも縦軸しっかり目で「ヒトのアイデンティティは何か」的な話を軸にして、それっぽい法律の話も出たりして物語が進行していく。
ダンジョン飯

コレもソレ系だと王道である。
ダンジョンを「飯」というより「RPGで出てくる以外の要素」でガッツリ掘り下げた本で、特に人間関係周りなんて行き届いて関心する。
「親が夜逃げして借金返済に明け暮れる武器屋ドワーフ」とか、
「東邦の偉い人といい感じになってしまって目付けを頑張る術師」とか、
ダンジョンとかのありふれた設定の中にも人がいて背景があり、それぞれの思惑があってなんやかんやあって最後みんなががんばって奇跡を起こす、なんて主人公!血統!努力!友情!勝利!とかよりよっぽど感動する。
あと主人公のライオスが魔物のオタク知識でズンズン謎ソリューションで問題を解決していくところを見ると、むしろこっちのほうが本家よりヒロアカっぽいんじゃないかと思ったりした。
(ヒロアカはソレとは別に大好きなので初版で全巻持っている。)
東京入星管理局

日本に入ってくる異星人のトラブルを解決する現地刑事のバディ物、、、的な。
「実態を折りたたんで高次元に花を咲かせる次元越境花」とか、
「改造されて触れるチャンネルに干渉できなくなった少女」とか、
MIBの100作目とかで出てきそうな「確かにこういう形の宇宙人いるかもしれねぇ、、」を毎回出して来るところとか、その人達がどう宇宙の秩序を脅かしてしまうのか、の納得感がすごい。
みんなこんな地球に来ちゃったけど、それぞれ思ってることがあってえらい。
第三惑星用心棒

自費出版(?)なのすごくもったいなく感じるぐらいすき、、、
めちゃめちゃ先の未来で惑星移民が増えて、置いてけぼり食らった地球で元接客ロボットが兵器を駆除する話。
地球から戦争があって、人が減るとこうなるのか~という感触と、人間のために頑張ってくれるロボットたちほんとにありがとうな、、、となる。
人間はどこまでも浅ましいけど、ロボットはそれより遥かにおおらかで優しく、人を助けてくれるんだというなんか嬉しさも感じる漫画である。
あとジーンズとTシャツで旅するっていいよな、トラベルギター?も欲しくなった。音楽は人を救う。